Webフォームは、問い合わせや申し込み、アンケートなど、ビジネスシーンで幅広く活用される重要なツールです。しかし、HTMLやCSSなどの専門知識が必要とされることもあり、自社での作成にハードルを感じる方も少なくありません。
そこで注目されているのが、誰でも簡単にフォームを作成・運用できる「フォーム作成ツール」です。プログラミング不要で直感的に操作できるものが多く、入力データの自動集計や外部ツールとの連携など、機能も年々進化しています。業務効率化はもちろん、顧客満足度の向上にもつながるため、導入を検討する企業が増えています。
そこで今回は、フォーム作成ツールの基本からタイプ別の特徴、おすすめツールまで詳しく解説します。最適なツール選びのヒントとして、ぜひ参考にしてみてください。
目次
フォーム作成ツールとは?

フォーム作成ツールとは、HTMLやCSSといったプログラミングの知識がなくても、手軽にWebフォームを作成できる便利なサービスです。問い合わせやアンケート、申し込みフォームなど、幅広い用途に対応したテンプレートがあらかじめ用意されています。
こうしたツールを活用することで、フォームの作成だけでなく、収集したデータの管理や分析、さらには顧客情報の活用まで行うことが可能です。業務の効率化や顧客満足度の向上にもつながるため、さまざまな業界で導入が進んでいます。
フォーム作成ツールの主な機能
フォーム作成ツールには、以下のような機能が搭載されています。
- フォーム作成機能:直感的な操作でフォームを簡単に作成可能
- 通知機能:送信されたフォームの通知をメールやチャットツールで受信
- 顧客管理機能:入力された顧客情報を一元管理
- 外部ツール連携:CRMやチャットツールと接続可能
- 集計機能:回答データを自動集計してグラフ化
これらの機能により、フォーム作成だけでなく、その後の運用やデータ活用もスムーズに行えます。
無料ツールと有料ツールの違い
無料ツールと有料ツールでは、機能や使い勝手に明確な違いがあります。無料ツールは基本的な機能が揃っており、シンプルなフォームを手軽に作成したい場合に適しています。ただし、テンプレートの種類やカスタマイズ性、外部ツールとの連携といった面では制限があるのが一般的です。
一方、有料ツールは多機能で、セキュリティ対策やサポート体制も整っているため、ビジネス用途において高い信頼性を発揮します。特にマーケティング施策や業務の効率化を重視する場合は、コストに見合った価値が得られる可能性が高いでしょう。
ツールの選択にあたっては、利用目的や予算を踏まえた上で、自社にとって最適なものを見極めることが大切です。
フォーム作成ツールの主なタイプは3種類

フォーム作成ツールには3つの主要なタイプがあります。それぞれのタイプには異なる特徴と用途があり、自社のニーズに最適なツールを選ぶことが重要です。以下で具体的に説明します。
フォーム作成特化タイプ
フォーム作成に特化したタイプは、誰でも手軽にフォームを作成できる点が大きな特徴です。Googleフォームや「WEBCAS formulator」などが代表的なツールで、ドラッグ&ドロップによって項目を配置できるため、プログラミングの知識は不要です。
多くのツールが無料で使えることから、コストを抑えたい場合にも適しています。このタイプのツールは、外部連携などの複雑な設定を必要とせず、シンプルなフォームをスピーディに導入したい企業に向いています。
問い合わせ対応効率化タイプ
問い合わせ対応を効率化するタイプは、顧客からの問い合わせを一元管理し、対応のスピードと質の向上を目指すツールです。「formrun」や「フォームメーラー」などが代表的な例として挙げられます。
例えば、「formrun」では、問い合わせ内容をカンバン方式で管理することで、対応の進行状況がひと目で把握できます。これにより、対応の抜け漏れを防ぐ効果が期待できます。さらに、SlackやChatworkなど外部ツールと連携することで、即時通知にも対応可能です。
複数の部署やスタッフが関わる顧客対応において、作業の見える化とスピードアップを実現したい企業にとって、特に有効なタイプといえるでしょう。
リード情報活用タイプ
リード情報の活用に強みを持つタイプは、フォームで取得したデータをCRMやMAツールに連携し、マーケティング活動に活かせる点が特長です。ユーザー情報が自動でデータベースに登録され、フォローアップやキャンペーン施策にスムーズに活用できるツールなどがあります。
さらに、A/Bテストやデータ解析機能を活用してフォーム自体の改善も可能です。顧客データを軸に営業活動を強化したい企業に適したタイプといえるでしょう。
フォーム作成ツールを活用するメリット

フォーム作成ツールを活用することで、プログラミングの知識がなくても簡単にフォームを作成可能です。さらに、データの自動集計や高セキュリティ、外部ツールとの連携など、多くのメリットを得られます。ここでは、フォーム作成ツールを活用する主なメリットを紹介します。
プログラミング知識がなくても簡単に作成可能
フォーム作成ツールを活用すれば、専門的なプログラミング知識がなくても、ドラッグ&ドロップの簡単な操作でフォームを作成できます。あらかじめ用意された豊富なテンプレートを利用することで、作成にかかる時間を大幅に短縮できるのも特長です。直感的なインターフェースで設計されているため、初めて使う人でも迷わず操作できます。
また、一度作成したフォームはコピーや編集が容易で、繰り返し使いたい場面にも対応可能です。こうした機能により、業務の効率化や作業時間の削減が期待できます。フォーム作成のスキルがなくても、誰でも手軽にプロフェッショナルなフォームを作れる点は大きなメリットといえるでしょう。
回答データの自動集計・管理で業務効率化
フォーム作成ツールには、回答データを自動的に集計・管理する機能も備わっています。この機能により、手作業での入力が不要となり、人的ミスの防止にもつながります。集計されたデータはリアルタイムで確認・分析できるため、迅速な意思決定が求められるビジネスの現場でも効果的です。
例えば、アンケート結果を自動でグラフ化したり、各項目ごとの分析データを生成したりといった機能が搭載されていることもあります。また、外部の顧客管理ツールや分析ツールと連携することで、データの利活用範囲がさらに広がります。
こうした機能を活用すれば、データ処理にかかる時間やコストを削減し、業務の効率化を大きく推進できます。
高いセキュリティで個人情報を安全に管理
個人情報を取り扱うフォームでは、高度なセキュリティ対策が不可欠です。多くのフォーム作成ツールには、データの暗号化やアクセス制御、セキュリティ認証といった機能が標準で備わっており、外部からの不正アクセスや情報漏洩のリスクを抑える仕組みが整っています。
さらに、IPアドレスによるアクセス制限や、特定の権限を持つユーザーのみにデータ閲覧を許可する設定が可能なツールもあります。このように、ツール側で多層的なセキュリティ対策が講じられているため、顧客データの管理や運用を安心して行うことができます。
特に金融機関や医療機関など、高度な安全性が求められる分野でも、多くの企業がこうしたフォーム作成ツールを導入しています。
外部ツールとの連携でさらなる業務効率化
フォーム作成ツールは、外部ツールとの連携が柔軟に行える点も大きなメリットです。例えば、GoogleスプレッドシートやSlack、CRMツールと連携することで、入力されたデータを自動的に共有・整理できます。リアルタイムで各ツールに情報が送信されるため、手作業での転記やデータの重複といったミスを防ぐことが可能です。
さらに、顧客情報を蓄積するデータベースや分析ツールと組み合わせることで、顧客行動の可視化やマーケティング施策の最適化にもつなげられます。このように、外部ツールとのスムーズな連携機能は、業務全体の効率化に貢献し、チームの負担軽減にも役立ちます。
フォーム入力完了率の向上が期待できる
フォーム作成ツールを活用すれば、顧客にとって使いやすいフォームを設計でき、入力完了率の向上が期待できます。例えば、入力項目を必要最小限に絞る、プレースホルダーやエラーメッセージを適切に設定するといった工夫により、顧客が迷わずスムーズに入力できる環境を整えられます。
さらに、スマートフォンやタブレットに対応したレスポンシブデザインを採用することで、デバイスに左右されない快適な操作性を提供できます。こうした工夫を積み重ねることで顧客体験が向上し、途中離脱の防止にもつながるでしょう。その結果、フォームから得られるデータの質と量を最大限に高めることが可能です。
デザイン性の高いフォームでブランド力を強化
デザイン性の高いフォームは、企業やブランドの印象を高めるうえで欠かせない要素です。フォーム作成ツールを使えば、カスタマイズ性に優れたデザインテンプレートを活用でき、自社のコーポレートカラーやロゴを反映させたオリジナルフォームも簡単に作成できます。
さらに、画像や動画の挿入、フォントやボタンの調整なども可能なため、ブランドの世界観に沿った仕上がりが実現できます。こうしたフォームは、顧客に一貫したメッセージを届ける手段となるだけでなく、企業への信頼感を高める効果も期待できるでしょう。
特に競合の多い業界においては、デザイン性の高さが顧客の注目を集める重要なポイントです。
フォーム作成ツールを選定するときのポイント

フォーム作成ツールを選ぶ際は、業務効率化と顧客満足度向上を目的に、必要な機能、操作性、コスト、安全性を比較することが重要です。ここでは、フォーム作成ツールを選定するときのポイントを紹介します。
必要な機能が揃っているか
フォーム作成ツールを選ぶ際は、必要な機能が備わっているかをしっかり確認することが大切です。例えば、データの収集・分析機能や、自動返信機能、外部ツールとの連携機能は重視したいポイントです。
また、問い合わせや予約、アンケートなど、用途によって求められる機能は異なるため、テンプレートのカスタマイズ性やデータ管理機能の充実度にも注目しましょう。さらに、顧客データの一元管理やエラー防止機能が搭載されていれば、日々の業務効率をより高めることが可能です。
操作性や導入のしやすさ
導入時の操作性も、ツール選びにおいて重要なポイントです。ITスキルが高くない担当者でも扱いやすい操作画面や、豊富なテンプレートの有無が選定基準となります。例えば、ドラッグ&ドロップでフォームを設計できるツールは、直感的に操作でき、作業時間の短縮にもつながります。
さらに、トライアル期間や無料版で事前に操作感を確認してから導入を検討すれば、自社に適したツールを見極めやすくなります。加えて、マニュアルが充実していたり、サポート体制が整っていたりするツールは、導入後のトラブルにも柔軟に対応できて安心です。
外部ツールとの連携が可能か
フォーム作成ツールが外部ツールと連携できるかどうかも、選定時に見逃せない重要なポイントです。例えば、CRMやSFA、マーケティングオートメーションツールと連携できれば、顧客データの活用幅が広がり、営業やマーケティング業務の効率化につながります。
さらに、GoogleアナリティクスやSlackなどと連携できるツールであれば、データ分析や通知がスムーズに行えるため、チーム内での情報共有や対応スピードも向上します。
導入前には、自社で必要とする外部ツールを整理し、それらとの連携が可能かどうかを確認しておくことが大切です。
コストと導入予算に合っているか
ツールを選定する際は、コストの妥当性も見逃せないポイントです。無料ツールは初期費用を抑えられる反面、機能が制限されていたり、サポートが十分でない場合があります。一方で、有料ツールは機能やカスタマイズ性が充実しているものの、導入予算との兼ね合いを考慮する必要があります。
例えば、利用規模に応じて従量課金型か定額制プランかを比較することが重要です。まずは無料トライアル期間を活用し、操作性や使い勝手を確認しましょう。機能面とコスト面のバランスを見極めることが、最適なツール選びにつながります。
サポート体制が充実しているか
ツールを選定する際は、サポート体制の充実度も確認しておきましょう。導入初期に利用者が戸惑わないよう、チャット・電話・メールなどによる迅速な対応があると安心です。
さらに、オンラインマニュアルやFAQが充実していれば、トラブルが起きたときも解決策をすぐに見つけやすく、運用がスムーズになります。
特に有料ツールでは、サポート内容が契約プランによって異なる場合があるため、事前にしっかりと確認しておくことが大切です。
デザインやカスタマイズの自由度
フォームのデザインやカスタマイズ性は、顧客体験に大きく影響します。企業のブランディングに合わせて、フォームの色やフォントを調整できるツールであれば、ユーザーに安心感や信頼感を与えることができます。
また、レスポンシブ対応の有無や、入力項目ごとのエラー表示、条件分岐による柔軟な入力フローの設計なども、重要なチェックポイントです。ツールを選ぶ際は、どこまでカスタマイズできるかを事前に確認し、可能であればデモ画面や導入事例も参考にするとよいでしょう。
セキュリティ対策が十分にされているか
フォームでは顧客の個人情報を取り扱うため、万全なセキュリティ対策が欠かせません。特に、SSL/TLSによる通信の暗号化に対応しており、クロスサイトスクリプティングやSQLインジェクションといった攻撃への対策が施されているツールを選ぶことが大切です。
また、クラウド上にデータを保管する場合は、サーバーの監視体制やアクセス制御が厳格であるかどうかも重要な判断基準となります。顧客データの安全を守るためにも、信頼性の高いセキュリティ基準を満たしたツールを選びましょう。
【タイプ別】おすすめのフォーム作成ツール15選

フォーム作成ツールは、用途や導入目的に応じて最適なタイプを選ぶことが重要です。ここでは「フォーム作成に特化したタイプ」「問い合わせ対応を効率化するタイプ」「リード情報を活用できるタイプ」の3つに分けて、それぞれの特徴と代表的なツールを紹介します。自社に合ったツールを見つける参考にしてください。
フォーム作成特化タイプのツール5選
手軽にフォームを作成したい企業には、操作性に優れた「フォーム作成特化タイプ」がおすすめです。プログラミング不要で使えるものが多く、シンプルな設計と豊富なテンプレートにより、初めてでも短時間でフォームを作成できます。
ツール名 | 特徴 | 強み/用途 | 価格プラン |
---|---|---|---|
Googleフォーム | 直感的なUI、テンプレート豊富、Googleスプレッドシートと自動連携 | 無料で本格的なフォーム作成が可能。アンケートや申込に最適 | 無料 |
formzu | 国産ツール、EFO対応、条件分岐・自動返信・PayPal決済など多機能 | 問い合わせ、予約、注文フォームなど幅広いビジネスに対応 | 無料~(有料版は月額330円~) |
WEBCAS formulator | 高いセキュリティ、リアルタイム集計、自治体や企業での導入実績多数 | BtoB向けの本格的な業務利用、カスタマイズ性が高い | 初期費用50,000円+月額30,000円~ |
Microsoft Forms | Microsoft 365に含まれる、Excel連携、クイズや投票も可能 | 社内利用や教育現場に強い | Microsoft 365に含まれる(Business Basic ¥750/月〜) |
Qubo | 国産クラウド型、公開期間設定、CSV出力、多言語対応 | 問い合わせ・予約・アンケートなどのフォームに最適 | 月額1,650円~ |
Googleフォーム

出典:https://workspace.google.com/intl/ja/products/forms/
Googleフォームは、Googleが提供する無料のフォーム作成ツールです。アンケートや申し込みフォームを、誰でも手軽に作成できます。
直感的な操作で設問の追加や編集が行えるうえ、豊富なテンプレートも用意されており、初心者でもすぐに使い始められるのが特長です。
回答データは自動的にGoogleスプレッドシートと連携され、リアルタイムでの集計や可視化が可能です。また、ブランドカラーに合わせたデザイン調整や、メール・SNSでの共有、Webサイトへの埋め込みにも対応しています。
ビジネスでの利用も想定されており、データは転送時と保存時の両方で暗号化されるため、高いセキュリティ水準が確保されています。
参考:Googleフォーム
formzu

formzuは、メールフォームに特化した国産のクラウド型フォーム作成サービスです。問い合わせや申し込み、アンケート、注文受付など、さまざまな用途に対応しています。SSL暗号化通信をはじめ、条件分岐や自動返信、PayPal決済など、ビジネスに必要な機能が充実している点が特長です。
特に、EFO(入力支援機能)による入力ミスの防止や、CSV形式でのデータ出力による活用のしやすさが高く評価されています。個人利用から法人まで幅広く対応しており、無料プランでも基本機能を備えているため、コストパフォーマンスに優れたサービスといえるでしょう。
参考:formzu
WEBCAS formulator

出典:https://www.webcas.jp/formulator/
WEBCAS formulatorは、企業向けに高いセキュリティ性と柔軟なデザイン性を兼ね備えたフォーム作成システムです。アンケートや問い合わせ、キャンペーンの申し込み受付など、さまざまな用途に対応できます。リアルタイムでの集計機能や公開スケジュールの設定、条件分岐など、多機能で実用性の高い設計が特徴です。
提供形式はASP型・SaaS型・オンプレミス型の3種類から選択でき、企業のニーズや予算に応じた導入が可能です。特に、ISO27001の取得などセキュリティ体制が整っている点が評価されており、自治体や金融業界など、信頼性の高い運用が求められる分野でも多く採用されています。
Microsoft Forms

Microsoft Formsは、Microsoft 365に含まれるフォーム作成ツールです。アンケートや投票、クイズなどを、誰でも簡単に作成できるのが特長です。
直感的な操作画面に加え、AIによる質問提案機能も備えており、スピーディーに質の高いフォームを作成できます。回答結果は自動でグラフ化され、Microsoft Excelと連携することで、より詳細な分析も可能です。
また、モバイル・PC・タブレットといったあらゆるデバイスに対応しているため、社内外を問わず情報収集の手段として幅広く活用されています。
Qubo

Quboは、専門的な知識がなくても誰でも簡単にWebフォームを作成・管理できるクラウド型のツールです。直感的に操作できるUIと豊富なテンプレートが用意されており、問い合わせや予約、アンケートなど幅広い用途にすぐ対応できます。
ファイル添付や公開期間の設定、CSVでのデータ出力、多言語対応といったビジネス向けの機能も充実しています。料金は月額1,650円からと手頃で、単月利用や無料トライアルにも対応している点が特長です。
中小企業をはじめ、教育機関や医療機関などでも導入が進んでおり、操作性の高さとコストパフォーマンスの良さが評価されています。
参考:Qubo
問い合わせ対応効率化タイプのツール5選
問い合わせ対応のスピードや正確さは、顧客満足度や業務効率に直結します。そこで注目されているのが、問い合わせ管理を一元化し、対応状況を可視化できるフォーム作成ツールです。このタイプのツールは、複数の担当者で情報を共有しやすく、対応漏れや重複を防ぐ設計になっています。
ツール名 | 特徴 | 強み/用途 | 価格プラン(税込) |
---|---|---|---|
formrun | カンバン方式で対応状況を管理、SalesforceやSlackと連携可能 | 問い合わせ・進捗を一元管理し対応漏れを防止 | 無料~月額25,800円 |
Tayori | フォーム・FAQ・チャットを一元管理、受信箱で問い合わせを可視化 | カスタマーサポートや社内申請対応をスムーズに実現 | 無料~月額25,400円 |
フォームメーラー | 多機能かつランディングページ作成可、チャット通知・IP制限など対応 | 豊富な用途に応じてデータ集計や通知が可能 | 無料~月額7,920円 |
フォームブリッジ | kintone連携、条件分岐・自動返信・IP制限など高度な業務対応が可能 | 社内外の申請やアンケート管理に特化 | 月額7,000~50,000円(税抜) |
コラボフォーム | ワークフローと連携し申請情報を社内システムへ自動連携可能 | Excel/PDF申請書をそのままWeb化 | 月額10,000~50,000円(税抜) |
formrun

formrunは、問い合わせ対応の効率化に特化したフォーム作成・管理ツールです。フォーム送信後の対応フローを「カンバン方式」で可視化でき、メール対応まで一元的に管理できる点が大きな特長です。
SlackやChatworkといったチャットツール、SalesforceやHubSpotなどのCRMとの連携にも対応しており、顧客対応をスムーズに進められます。さらに、EFO(入力支援)機能や条件分岐、ファイル添付といった多機能を備えており、無料プランから有料プランへの移行も柔軟に選択できます。
参考:formrun
Tayori

Tayoriは、問い合わせ対応に必要な機能を1つにまとめた、クラウド型のフォーム作成ツールです。フォームの作成に加え、FAQやアンケート、チャットボットとの連携にも対応しており、問い合わせ管理の効率化に役立ちます。
受信箱で情報を一元管理できるため、対応漏れを防げるのも特長です。カスタマーサポートはもちろん、社内申請など幅広い用途で活用できます。
無料プランから始められ、月額3,800円のスタータープランでは複数のフォームを作成することも可能。柔軟な運用ができ、コストパフォーマンスの高さも魅力です。
参考:Tayori
フォームメーラー

出典:https://www.form-mailer.jp/
フォームメーラーは、無料から利用できる高機能なフォーム作成ツールです。登録アカウント数は55万を超え、企業や団体を中心に幅広く導入されています。
ドラッグ&ドロップによる直感的な操作で、予約・アンケート・注文など、さまざまな用途に対応したフォームを簡単に作成できます。さらに、ランディングページや独自ドメインの設定、外部チャットツールとの連携にも対応しており、柔軟な運用が可能です。
データ集計やアクセス解析の機能も充実しており、1時間あたり最大1,000件の受付に対応できるため、大規模な業務にも対応できます。こうした特徴により、業務の効率化をサポートするツールとして注目されています。
参考:フォームメーラー
フォームブリッジ

出典:https://www.kintoneapp.com/form-bridge
フォームブリッジは、kintoneと連携可能なWebフォーム作成ツールです。マウス操作だけで直感的にフォームを作成できる点が特長です。
フォームの作成数に制限はなく、条件分岐やステップフォーム、多言語対応など多彩な機能を搭載。SSL暗号化やスパム対策も標準で備わっており、安心して利用できます。
また、kintoneとの自動データ連携により、入力作業の手間を省き、業務の効率化を後押しします。30日間の無料トライアルも提供されているため、DXを推進したい企業にとって心強い選択肢となるでしょう。
参考:フォームブリッジ
コラボフォーム

出典:https://www.collabo-style.co.jp/collaboform/
コラボフォームは、社外からの申込や申請をWebフォームで受け付け、社内のワークフローと自動で連携できるフォーム作成ツールです。Excelや紙の申請書と同じ見た目のままWeb化できる設計が特徴で、申請業務のデジタル化をスムーズに進められます。
入力された申込データは社内システムと連携されるため、転記の手間が不要になり、入力ミスや業務負担の軽減につながります。30日間の無料トライアルも用意されており、自治体・教育機関・民間企業など、幅広い分野での導入実績があります。
参考:コラボフォーム
リード情報活用タイプのツール5選
顧客情報をただ集めるだけでなく、営業やマーケティングに効果的に活用したい企業には、リード情報活用タイプのフォーム作成ツールがおすすめです。CRMやMAツールとの連携を通じて、取得したデータをリアルタイムで反映・管理し、次のアクションへつなげることが可能です。
ツール名 | 特徴 | 強み/用途 | 価格プラン |
---|---|---|---|
HubSpot CRM | フォームで取得した情報をリアルタイム反映。無料で豊富な営業支援機能を搭載 | 営業パイプライン管理、ダッシュボード分析、チャット対応などに対応 | 無料(利用期限なし)+有料プランあり |
Synergy!(シナジー) | 国産CRM。必要な機能を選んで契約でき、他ツールとの連携性や高セキュリティも評価される | メール/LINE配信、アンケート分析、個人情報保護が厳格 | 月額20,000円〜(初期費用118,000円〜) |
Mazrica Sales | 営業進捗の可視化とAI案件予測など高度な営業支援機能を備えたSFA/CRMツール | 名刺OCR・AIによる案件リスク分析・外部ツール連携に優れる | 月額27,500円〜(5ユーザー含む) |
Zoho Forms | Zoho CRMなどとシームレス連携。多機能なフォームビルダーで営業支援も強化可能 | ノーコードでのフォーム構築とCRM活用を両立 | 月額1,200円〜(無料プランもあり) |
Kintone | 業務アプリを自社で自由に作成できるノーコードプラットフォーム | 顧客管理・案件管理の業務効率化と柔軟な拡張性 | 月額1,800円/ユーザー(10ユーザー〜) |
HubSpot CRM

出典:https://www.hubspot.jp/products/crm
HubSpot CRMは、営業・マーケティング・カスタマーサービスなど、各部門で横断的に活用できる無料のCRMプラットフォームです。フォームで取得した情報はリアルタイムで自動反映され、顧客との接点を一元的に管理できます。
取引パイプラインの可視化や進捗を確認できるダッシュボード、レポート機能、チャット対応、メールテンプレートの自動化など、業務を支援する多彩な機能を搭載。営業活動の効率化やリードナーチャリングに役立ちます。
利用期限のない無料プランでも実用的な機能が揃っており、成長に応じて有料プランへの拡張も柔軟に対応できます。
参考:HubSpot CRM
Synergy!

出典:https://www.synergy-marketing.co.jp/cloud/synergy/
Synergy!(シナジー)は、リード情報の一元管理からメール・LINE配信、アンケート、分析まで対応できる、国産のクラウド型CRMツールです。必要な機能を選んで契約できる柔軟な設計が特長で、コストを抑えつつ効果的な運用が可能になります。
フォームで取得した情報は自動的にデータベースへ登録され、すぐにマーケティング施策へ活用できる点も魅力です。直感的に操作できるUIに加え、高いセキュリティと外部ツールとの連携性を備えており、多くの企業から支持を集めています。
参考:Synergy!
Mazrica Sales

出典:https://product-senses.mazrica.com/
Mazrica Salesは、営業活動の効率化と成果の最大化を支援する国産のSFA/CRMツールです。リード情報の自動収集と一元管理、営業進捗の可視化、AIによる案件予測機能などを備え、フォームから取得したデータを即座に営業活動へ活用できます。
また、企業データベースとの自動連携やモバイル対応、OCRを活用した名刺のデジタル化機能など、現場の業務負担を軽減する仕組みも充実しています。中小企業から大企業まで幅広く導入されており、営業現場に寄り添った直感的なUI/UXも高く評価されています。
Zoho Forms

出典:https://www.zoho.com/jp/forms/
Zoho Formsは、視覚的に訴求力のあるフォームをノーコードで手軽に作成できるクラウド型フォーム作成ツールです。30種類以上の入力項目を備えており、アンケートの実施や見込み顧客の獲得、注文受付など、多彩な用途に対応します。
また、Zoho CRMやGoogleドライブ、Slackなどの外部アプリとスムーズに連携でき、取得したデータをリアルタイムで活用可能です。承認フローや通知の設定、PDFの自動生成にも対応しており、リード管理や営業・マーケティングの効率化を力強くサポートします。
参考:Zoho Forms
Kintone

出典:https://kintone.cybozu.co.jp/
Kintoneは、サイボウズが提供するクラウド型の業務改善プラットフォームです。プログラミング不要のノーコード環境で、Webフォームや業務アプリを簡単に作成できます。
フォームで取得した顧客情報は、リアルタイムでデータベースに反映されます。さらに、CRMやSFA、各種外部サービスとの連携により、リード管理や営業活動の効率化をサポートします。
柔軟なカスタマイズ性に加え、豊富な連携プラグインやスマートフォン対応など、多様なビジネスニーズに応える機能も充実。現在では、30,000社以上に導入されています。
参考:Kintone
目的に合ったフォーム作成ツールを選んで業務効率化を進めよう

Webフォームの導入は、業務効率の向上や顧客対応の質を高めるうえで効果的な手段です。プログラミング不要で使えるものから、CRM連携や高度なセキュリティを備えたものまで、ツールには多様なタイプが存在します。予算や用途に合わせて最適なツールを選ぶことで、入力完了率の向上やデータ活用の幅も広がります。まずは無料トライアルなどを活用し、自社に合ったツールを見極めていきましょう。