アンケートは、顧客の声や従業員の意見を把握し、施策に活かすための重要な手段です。しかし、適切なツールがわからず導入に踏み切れないという声も少なくありません。アンケート作成ツールを活用すれば、設問設計・配布・集計・分析までを効率化でき、調査の質とスピードを大きく向上させられます。
そこで今回は、社内調査やマーケティングリサーチなど多様な用途に対応したアンケート作成ツールを厳選して紹介します。自社に最適なツールを選ぶための比較ポイントや導入メリットもあわせて解説するので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
アンケート作成ツールとは?

アンケート作成ツールは、アンケートの作成、配布、回答回収、データ分析を簡単に行えるツールです。マーケティング調査や顧客満足度の向上、業務効率化に広く活用されています。まずは、アンケート作成ツールの基本について解説します。
アンケート作成ツールの主な機能
アンケート作成ツールには、アンケートの設計から集計までを効率化する多様な機能が搭載されています。代表的な機能には、次のようなものがあります。
- 単一選択や複数選択、自由記述などに対応した設問作成機能
- 回答内容によって次の質問を切り替える条件分岐の設定
- URLやQRコードによる配布と、スマホ・PCでの回答回収の仕組み
- 集まった回答データをグラフ表示し、リアルタイムでの分析が可能
- GoogleスプレッドシートやCRMと連携し、データ活用を促進
こうした機能の組み合わせにより、スムーズで精度の高いアンケート調査を実現できます。
無料ツールと有料ツールの違い
アンケート作成ツールには、無料で使えるものと有料のものがあり、それぞれ異なる特性と活用場面があります。
無料ツールは、GoogleフォームやSurveyMonkeyのフリープランなどが代表的で、基本的な設問作成や回答回収に対応しており、手軽に導入できます。一方で、設問数や回収可能な回答件数に制限が設けられていることが多く、デザインや分析機能も最低限にとどまります。
対して、有料ツールでは、QualtricsやMOMONGAアンケートのように、デザインのカスタマイズや高度な分析機能が備わっているものが一般的です。リアルタイムでのデータ処理や詳細なレポート出力が可能で、大規模な調査やマーケティング業務にも対応しやすくなっています。ただし、月額費用や導入コストが発生する点には注意が必要です。
こうした違いを理解したうえで、調査の目的や規模に応じて最適なツールを選定することが大切です。
アンケート作成ツールを導入する目的

アンケート作成ツールの導入は、顧客の声を可視化し、データを活用した意思決定を支援することが主な目的です。ここでは、アンケート作成ツールを導入する目的について詳しく解説します。
顧客の声を可視化してビジネスに活かす
アンケート作成ツールの活用は、顧客の声を明確に捉え、ビジネス戦略に反映させるための効果的な手段といえます。顧客満足度やニーズを的確に把握することで、より効果的な施策の立案につながります。
たとえば、商品購入後に送付されるアンケートでは、利用者の満足度や改善点に関する意見を収集できます。そこから得たデータを活用し、新商品開発やサービス改善を進めることが可能です。
さらに、収集した情報をリアルタイムで集計・分析する仕組みにより、意思決定のスピードが向上します。結果として、顧客体験の強化や競合との差別化にもつなげられるでしょう。
社内コミュニケーションの効率化
アンケート作成ツールは、社内コミュニケーションの円滑化にも効果的です。従業員満足度の把握や意見収集を通じて、組織内の課題を明確にすることができます。
たとえば、部署ごとに実施する定期的な満足度調査では、特有の課題を可視化でき、改善策の立案に役立ちます。さらに、新規プロジェクトに関するアイデアの募集や投票機能を用いれば、社員全体の意見を施策に反映することも可能です。
こうした取り組みにより、情報の共有がスムーズになり、結果として従業員のエンゲージメント向上にもつながります。
データドリブンな意思決定の推進
データに基づく意思決定を促進するうえでも、アンケート作成ツールの活用はおすすめです。収集した回答結果を分析し、根拠ある戦略や施策の立案に役立てることができます。
たとえば、マーケティング施策の効果測定や製品に対する消費者の反応を分析することで、次の行動指針が明確になります。さらに、リアルタイムで得られるデータを活用すれば、迅速な意思決定にもつながります。
このように、感覚や推測ではなく、客観的な情報に基づいた判断を可能にし、組織全体の意思決定プロセスをより強固なものにします。
アンケート作成ツールを導入するメリット

アンケート作成ツールを導入することで、作業の効率化、回答データのリアルタイム収集、設計自由度の向上など、多くのメリットが得られます。ここでは、アンケート作成ツールを導入するメリットについて解説します。
作業の効率化とコスト削減
アンケート作成ツールを活用すれば、作成から配布、集計・分析まで一括して行えるため、業務全体の効率化とコストの削減につながります。
たとえば、紙によるアンケートでは印刷・配布・回収・入力といった各工程に多くの手間がかかりますが、Webツールを用いればURLやQRコードを通じて簡単に配布できます。さらに、回答データは自動的にデジタル化されるため、手作業による集計が不要となり、入力ミスのリスクも軽減されます。
こうした機能により、時間的・人的コストを抑えながら、より重要な業務や改善施策に注力できる環境が整います。
回答データのリアルタイム収集と分析
アンケート作成ツールを活用すれば、回答データをリアルタイムで収集・分析できます。これにより、状況の変化に即応した判断が可能となり、施策の見直しや問題点の早期発見につながります。
たとえば、イベントの開催中に参加者から即時にフィードバックを受け取ることで、その場で内容の改善や対応の調整を行うことができます。さらに、回答結果は自動的にグラフ化され、外部ツールとの連携によって高度な分析処理にも対応可能です。
こうした即時性は、変化のスピードが求められる現代ビジネスにおいて、意思決定の質と速さの両面で大きな優位性をもたらします。
アンケートの設計自由度の向上
アンケート作成ツールを利用すれば、設問形式や条件分岐、デザインのカスタマイズなどを柔軟に設定できるため、調査目的に応じた最適なアンケートを手軽に作成できます。
たとえば、単一選択や複数選択、自由記述といった設問タイプに対応しており、回答内容に応じて次の設問を切り替える条件分岐機能も備わっています。この機能を活用することで、より精度の高いデータ収集が可能になります。
さらに、ブランドイメージに合わせたデザイン調整やロゴ挿入といったビジュアル面のカスタマイズも行えます。その結果、顧客にとって親しみやすく印象に残るアンケートの提供が実現します。
こうした設計の自由度を活かすことで、ターゲットごとに適した内容や構成に調整でき、より効果的なアンケート運用につなげることができます。
アンケート作成ツールを選定する際に確認すべきポイント

アンケート作成ツールを選定する際には、利用目的、機能、コスト、セキュリティ、サポート体制などを総合的に評価し、最適なツールを選ぶことが重要です。ここでは、アンケート作成ツールを選定する際に確認すべきポイントについて解説します。
利用目的に合わせた機能の確認
アンケート作成ツールを選定する際は、利用目的に適した機能が備わっているかどうかを見極めることが大切です。調査の内容や対象によって、求められる機能は異なります。
たとえば、顧客満足度の調査では、集計機能やレポート作成機能が重要になります。一方、従業員の意識調査では、回答者の匿名性を保つ仕組みが必要とされます。そのほか、スマートフォン対応や多言語での表示が求められるケースもあるでしょう。
あらかじめ目的に沿った機能の有無を確認し、自社に最適なツールを選ぶことで、調査の成果を最大限に引き出せます。
無料版と有料版の機能比較
アンケート作成ツールには、無料版と有料版で利用できる機能に明確な違いがあります。調査の目的や規模に応じて、適切なプランを選定することが重要です。
無料版は、設問数や回答件数に制限が設けられていることが多く、シンプルな調査であれば問題なく対応できます。対して有料版では、アンケートデザインのカスタマイズや高度なデータ分析機能、さらには外部ツールとの連携など、業務用途に適した拡張機能が利用可能です。
導入に際しては、自社で必要とする機能をあらかじめ整理し、まずは無料版で使用感を確かめたうえで、有料プランへの移行を検討する方法が現実的といえるでしょう。
導入コストと長期的な運用コスト
アンケート作成ツールを選ぶ際は、初期費用だけでなく運用にかかる継続的なコストも含めた総額を把握することが重要です。短期的な安さだけに注目せず、長期的な費用対効果を見極める必要があります。
たとえば、導入時のコストが低くても、機能を拡張するたびに課金が発生し、結果として費用が膨らむケースもあります。一方で、月額制のサービスを利用する場合は、その料金に見合った機能を十分に活用できるかがポイントとなります。
こうした点を踏まえ、料金プランの内容を事前に細かく確認し、可能であればトライアル期間を利用して、実際の使用感やコストパフォーマンスを検証しておくと安心です。
セキュリティとデータ管理の信頼性
アンケート作成ツールは、顧客情報や調査データを取り扱う性質上、セキュリティ対策とデータ管理の信頼性も極めて重要です。個人情報の漏洩や不正アクセスを防ぐためには、信頼性の高い機能を備えたツールを選定する必要があります。
たとえば、SSL暗号化通信を採用し、ISO認証を取得しているツールは、一定のセキュリティ基準を満たしていると判断できます。さらに、バックアップ体制やアクセス権限の制御機能が整っていれば、管理上のリスクを大幅に軽減できます。
ツールを選ぶ際には、提供されているセキュリティ機能の内容を具体的に確認しましょう。あわせて、個人情報保護法などの関連法規に準拠しているかどうかも見極めることが重要です。
おすすめアンケート作成ツール15選

アンケート作成ツールには、機能や価格、活用シーンに応じたさまざまな種類があります。ここでは、社内の意見収集から顧客満足度調査、マーケティングリサーチまで幅広く活用できるおすすめの15ツールを厳選してご紹介します。
ツール名 | 特徴 | 強み/用途 | 価格プラン例 |
---|---|---|---|
Googleフォーム | Googleが提供する無料のシンプルなフォームツール | 社内外の簡易なアンケート調査に最適。リアルタイム集計とGoogle連携も可能 | 無料 |
Questant | マクロミル提供。パネル調査も可能な本格セルフアンケート | 初心者でも直感操作可。モニター調査にも強い | 無料~年額30万円 |
WEBCAS formulator | 企業向け高機能ツール。設計自由度・セキュリティ性が高い | 社内外向けの高セキュリティなフォーム作成・集計 | 初期費用5万円~ 月額3万円~ |
Freeasy | 最短10分で配信できるセルフ型リサーチ | スピード重視のリサーチ、AIによる不正排除機能あり | 1問500円~ |
Tayori | FAQやチャットと連携した顧客対応型アンケート | CS業務と一体運用可。顧客対応効率化に最適 | 無料~月額25,400円 |
Cuenote Survey | レスポンシブ対応、LP一体型など多用途で活用可能 | 多言語対応・セキュリティ重視の企業向け | 月額15,000円~ |
Synergy! | CRMと連携した国産クラウド型マーケティングツール | 顧客DBと連携して施策を一元管理したい企業に最適 | 要問い合わせ |
Live!アンケート | イベントや配信でリアルタイム投票を可能にするツール | 最大5,000人対応。参加型イベントで活躍 | 要問い合わせ |
MOMONGAアンケート | iPad・Web対応。展示会や営業向けのオフライン対応 | オフライン収集・名刺読み取り機能で現場活用に強い | フリープラン~22万円 |
formrun | フォーム起点で業務を効率化するクラウド型管理ツール | マーケティング・顧客対応・社内申請まで幅広く対応 | 無料~月額12,980円 |
CustomForm | 専門知識不要。自由な設問設計・条件分岐が可能 | 直感操作で設計可能。個人~中小規模事業向け | 無料~月額2,000円程度 |
SECURE FORM | セキュリティ重視のクラウド型フォーム作成ツール | IP制限やパスワード管理、添付ファイル送信も対応 | 無料~月額1,980円~ |
Creative Survey | CX(顧客体験)向けに設計された高機能アンケートツール | NPS®や感情データ活用、Salesforce連携などが特徴 | 要問い合わせ |
SPIRAL | 複雑な設問や限定公開に対応。業務連携も可能 | 高セキュリティ・定額制・大規模運用に向く | 初期費用10万円~ 月額5万円~ |
Survey Monkey | 世界中で利用される定番アンケートツール | NPS調査・多言語対応・豊富なテンプレート | 無料~月額3,241円 |
Googleフォーム

出典:https://workspace.google.com/intl/ja/products/forms/
Googleフォームは、Googleが提供する無料のアンケート作成ツールで、シンプルな操作性と柔軟なカスタマイズ性が特長です。ドラッグ&ドロップで直感的に設問を作成でき、単一選択や複数選択、記述式など、幅広い形式に対応しています。テンプレートも豊富に用意されており、初心者でも手軽にアンケート作成を始められる点が魅力です。
作成したフォームは、メールやSNS、ウェブサイトへの埋め込みなどを通じて、簡単に配布できます。さらに、回答結果はリアルタイムで自動的に集計され、グラフや表で視覚化されるため、データの把握が容易になります。Googleスプレッドシートとの連携機能により、回答データの分析や加工もスムーズに行えます。
また、送信時・保存時にはデータが暗号化されるため、セキュリティ面でも信頼性があります。無料ながらもビジネス用途にも対応可能で、社内外問わずさまざまなシーンで活用されているのが特徴です。
参考:Googleフォーム
Questant

Questantは、大手調査会社マクロミルが提供するセルフ型のWebアンケート作成ツールです。専門知識がなくても直感的に操作でき、21種類の質問形式と70種以上のテンプレートを活用して、誰でも簡単にアンケートを作成できます。
全国2,500万人規模のモニターを対象としたパネル調査機能も搭載されており、属性を絞って回答者を収集することが可能です。回答結果はリアルタイムで自動集計され、専用ソフト「QuickCross」と連携することでクロス集計による分析も行えます。
個人から企業、官公庁まで利用されており、無料プランのほかビジネス・プレミアムプランも用意されています。
参考:Questant
WEBCAS formulator

出典:https://www.webcas.jp/formulator/
WEBCAS formulatorは、企業利用に特化したWebアンケート・フォーム作成ツールです。設問やデザインの自由度が高く、ノーコードで直感的に操作できるため、業務負担を抑えつつ高品質なアンケートを短時間で構築できます。
回答数に制限はなく、リアルタイム集計や条件分岐、残数管理、一時保存といった多彩な機能に対応しています。社内外の各種アンケートや申込フォームなど、さまざまな用途で柔軟に活用可能です。さらに、権限管理や承認フローといったセキュリティ機能も充実しており、ISO/IEC27001などの国際認証も取得しています。
クラウドとオンプレミスの両提供形態に対応しており、1ヶ月単位での導入も可能です。
Freeasy

出典:https://freeasy24.research-plus.net/
Freeasyは、最短10分でアンケート配信が可能なセルフ型リサーチツールです。1問500円から調査を始められ、ネットリサーチを低コストかつスピーディに実施できます。国内1,300万人以上のモニターパネルを活用できるため、学術調査から企業のマーケティングまで幅広い用途に対応可能です。
また、筑波大学と共同開発されたAIが不適切回答を自動抽出する機能も備えており、データの信頼性確保にも貢献します。調査目的に応じて、専任スタッフによる設問の添削や調査設計のアドバイスが受けられる点も魅力の一つです。
短期間で効果的なデータ収集を行いたい企業や、スピードが求められるマーケティング現場では特に有効です。業務の合間でも扱いやすく、高精度な調査結果を求める場面で活躍が期待できます。
参考:Freeasy
Tayori

Tayoriは、フォーム・FAQ・アンケート・AIチャットといった顧客対応に必要な機能を、1つのプラットフォームで提供する多機能ツールです。テンプレートを活用することで、アンケートの作成が手軽に行え、回答形式のカスタマイズや自動集計などの機能も充実しています。さらに、回答結果の分析もスムーズに進められます。
また、FAQやチャット機能との連携により、問い合わせ対応を一元化できる点も魅力のひとつです。フリープランから利用を開始できるため、導入のハードルが低く、スタートアップから大企業まで幅広く活用されています。業種や規模を問わず、多くの企業が導入しており、現在では70,000社以上の実績を誇ります。
参考:Tayori
Cuenote Survey

出典:https://www.cuenote.jp/survey/
Cuenote Surveyは、誰でも簡単にWebアンケートや申込フォームを作成できるクラウド型サービスです。HTMLやCSSの知識がなくても、直感的な操作で設問の編集やデザイン調整が行えます。ドラッグ&ドロップによる設問の配置やレスポンシブ対応に加え、多言語表示にも対応しており、海外を対象とした調査にも適応できます。
クローズドアンケートやLP一体型フォームの作成、リアルタイムでの回答状況の確認、CSV形式によるデータ出力など、実務で求められる機能が多数搭載されています。月額15,000円から利用可能で、回答件数や公開フォーム数の設定も柔軟に調整できます。
セキュリティ面では国内のデータセンターを採用しており、企業の厳格な運用要件にも応えられる設計です。顧客満足度調査や社内アンケート、マーケティング施策にいたるまで、幅広い用途で活用できる高機能なツールといえるでしょう。
Synergy!

出典:https://www.synergy-marketing.co.jp/cloud/synergy/
Synergy!は、CRM機能を中心に、アンケートの作成・配信・分析までを一貫して行えるクラウド型マーケティングツールです。シンプルな画面設計により直感的な操作が可能で、設問の設計やフォーム構築もスムーズに進められます。
アンケート機能は顧客リストとの連携を前提として設計されており、回答データは自動的にデータベースへ蓄積されます。その情報を基に、顧客分析や施策の最適化を直接行える点が特長です。また、MA・SFA・LINE・動画配信ツールなど、他のサービスとの連携性も高く、用途に応じて柔軟なカスタマイズが実現します。
さらに、セキュリティ対策も万全で、ISO/IEC 27017認証をはじめとした高水準の仕組みを導入しています。個人情報を扱う企業にとっても安心できる設計であり、メールマーケティングやクロスチャネル施策との併用によって、高度なマーケティング運用を可能にします。
参考:Synergy!
Live!アンケート

出典:https://enquete.eventos.tokyo/
Live!アンケートは、イベントや社内集会、オンライン配信の場面で、リアルタイムかつ双方向のコミュニケーションを可能にするWebアンケートシステムです。QRコードやURLからログイン不要で参加でき、スマートフォンを使って投票や質問、クイズなどに気軽に参加できます。
その場で集計結果を即時に可視化し、会場スクリーンや配信画面にリアルタイムで反映できるため、参加者の一体感や満足度の向上に役立ちます。セミナーや社内イベントで活用できるテンプレートも豊富に用意されており、設問作成の負担を軽減できる点も魅力です。
最大5,000人を超える同時参加に対応しているため、大規模イベントにも対応可能です。すでに16,000社以上に導入されており、NHKやZホールディングス、ベネッセなどの企業での利用実績もあります。参加型の企画をより盛り上げたいときに、強力なサポートとなる高機能ツールです。
参考:Live!アンケート
MOMONGAアンケート

出典:https://www.it-momonga.com/enquete/
MOMONGAアンケートは、iPadおよびWebに対応したビジネス向けのアンケートツールです。展示会や営業現場など、オフライン環境でも利用できる点が大きな特長となっています。名刺読み取り機能やリアルタイム集計、柔軟な設問設計機能を備えており、イベント後のアフターフォローにも迅速に対応できます。
iPadにアプリをインストールして利用する形式であるため、紙によるアンケート運用の手間を減らし、ペーパーレス化の推進にもつながります。通信環境が不安定な場所でも支障なく使えるため、現場の利便性を確保できます。さらに、名刺情報とアンケート結果を自動的に紐づけることで、顧客管理や営業活動の効率化にも寄与します。
展示会・セミナー・研修・営業先でのヒアリングなど、対面でのアンケート収集に強みを持ち、多くの企業に導入されています。直感的に操作できるUIと多機能性により、現場のニーズに即した調査運用を実現します。
参考:MOMONGAアンケート
formrun

formrunは、フォームの作成から顧客対応、データ管理までを一括で行えるクラウド型のフォーム管理ツールです。アンケートフォームの作成にも対応しており、テンプレートを活用すれば、約30秒で作成を開始できる手軽さが特長です。スマートフォンに最適化された画面設計やEFO(入力支援)機能により、回答率の向上が期待できます。さらに、条件分岐やファイル添付、リアルタイムのエラーチェックなど、機能も豊富に揃っています。
収集した回答データはカンバン方式で管理できるため、問い合わせ対応や社内申請といった業務をスムーズに処理できます。また、SalesforceやSlack、kintone、HubSpotなど外部ツールとの連携にも対応しており、CRMやMAツールとの親和性も高く、マーケティング活動を強力にサポートします。
無料プランに加え、14日間のトライアルも用意されており、スタートアップから大企業まで幅広い企業で導入されています。
参考:formrun
CustomForm

CustomFormは、専門的な知識がなくても、自由度の高いWebフォームを簡単に作成できるサービスです。アンケートフォームにも対応しており、設問のカスタマイズやデザインの編集が直感的に行えるため、ブランドイメージに合わせた表現がしやすくなっています。さらに、スマートフォンへの最適化やSSL通信によるセキュリティ対策も標準で備わっており、安心して導入できます。
作成したアンケートは、URLやQRコードを用いてスムーズに配布可能です。回答内容はリアルタイムで確認・集計できるため、迅速な対応にも役立ちます。また、収集したデータはCSV形式でダウンロードでき、社内の分析ツールとの連携も容易です。
Webページへの埋め込みや他ツールとの連携機能も充実しており、営業活動やマーケティング施策、カスタマーサポートなど幅広い業務に活用されています。
参考:CustomForm
SECURE FORM

出典:https://www.secure-cloud.jp/sf/
SECURE FORMは、セキュリティと操作性の両立を実現したクラウド型のフォーム作成サービスです。SSL暗号化通信やreCAPTCHA、パスワード制限、IP制限など、個人情報を取り扱ううえで不可欠なセキュリティ機能を多数備えており、安全性を確保したうえで利用できます。
フォームの作成は、ドラッグ&ドロップによる直感的な操作で完結します。テンプレートも豊富に用意されているため、Webに不慣れな方でも手軽に導入可能です。無料プランでは最大3フォームまで作成でき、広告表示はあるものの期間の制限なく使用できる点も魅力といえます。
さらに、有料プランへ移行すると、最大50フォームの作成が可能になり、添付ファイルの送信やCSV形式でのデータ出力、オリジナルデザインの適用など、より高度な機能が利用できるようになります。
セミナーの申し込みや資料請求、会員限定のサポートフォームなど、さまざまなシーンに対応できる柔軟性を備えており、個人から企業まで幅広いニーズに応えるツールです。
参考:SECURE FORM
Creative Survey

出典:https://www.ninout.ai/creativesurvey/service/enterprise/
Creative Surveyは、顧客体験(CX)を深く理解し、改善へとつなげるために開発されたアンケート・コミュニケーション・プラットフォームです。従来のアンケートでは捉えきれない顧客の心理や感情を可視化し、顧客の声を起点とした継続的なビジネス改善を支援します。
複雑な設問も直感的に設計できるユーザーインターフェースを備え、ロジック設定やデザインのカスタマイズに加え、IP制限や繰り返し回答の制御といった詳細な設定も可能です。これにより、企業ごとの多様な要件に柔軟に対応できます。
また、回答データはリアルタイムで集計され、Salesforceなどの外部システムと連携することで、意思決定のスピードと精度を高められます。官公庁や大手企業への導入実績も豊富で、プライバシーマークやISO27001の取得により、情報セキュリティ体制も万全です。
NPS®の取得やカスタマーサクセスの施策にも対応しており、顧客中心の戦略を力強く支える信頼性の高いアンケートツールとして評価されています。
SPIRAL

出典:https://www.spiral-platform.co.jp/solution/enquete_system/
SPIRALは、あらゆる業界や業種に対応可能な高機能アンケート作成システムで、14,000社を超える導入実績を誇る信頼性の高いサービスです。プログラミング不要で直感的に操作できるため、マルチデバイス対応のフォームや複雑な設問も簡単に作成できます。
設問タイプは51種類に対応しており、条件分岐や入力制限、多言語対応といった柔軟な設計が可能です。デザインはHTML編集によってカスタマイズでき、ブランドイメージに合ったフォームの構築が行えます。さらに、メール配信やLINE・SMSとの連携、会員限定公開やクリックログインといった機能も備えており、業務の効率化や自動化を後押しします。
アンケートの作成数に制限がない定額制のため、マーケティング調査やイベント参加者へのアンケートなど、幅広い用途で活用されています。加えて、金融機関レベルのセキュリティ対策も施されており、安心して利用できる点も大きな特長です。
参考:SPIRAL
Survey Monkey

出典:https://jp.surveymonkey.com/
Survey Monkeyは、世界中で4,200万人以上が利用する、グローバルスタンダードのアンケートプラットフォームです。専門的な知識がなくても、テンプレートやAI機能を活用すれば、短時間で効果的なアンケートを作成できます。
質問の設計から配信、分析まで一元的に管理でき、NPS®やCSATといった顧客体験指標にも対応しています。従業員エンゲージメント調査、製品テスト、市場調査など、幅広い用途に柔軟に対応できる点も魅力です。また、SurveyMonkey Audienceを利用することで、性別・年齢・収入などの条件を指定して対象者を絞り込めるため、精度の高いサンプル収集が可能になります。
無料プランでは一部機能に制限がありますが、有料の月額プランに切り替えることで、アンケートの作成回数が無制限となり、年間5万件までの回答収集に対応できます。さらに、多言語対応や外部ツールとの連携機能も充実しており、国内外問わずさまざまなニーズに応える万能型のサービスです。
ツール導入後の効果的な活用方法

アンケートツール導入後は、回答率の向上やデータの集計・分析を活用して、調査結果を実務に生かす運用が重要です。ここからは、ツール導入後の効果的な活用方法を解説します。
アンケート回答率を上げる方法
アンケートの回答率を高めるには、回答者の負担を軽減し、参加への意欲を引き出す工夫が必要です。そのためには、設問の内容を簡潔にし、短時間で回答できる構成にすることが効果的です。
たとえば、冒頭に答えやすい質問を配置することで、スムーズに回答を進められるようになります。設問数を10問以内に抑えることで、最後まで回答してもらえる可能性も高まります。加えて、クーポンやポイントなどのインセンティブを提示することで、参加を促進することができます。
また、回答期限を明確にし、リマインダーを適切なタイミングで送付することで、未回答者への働きかけが可能になります。これらの施策を組み合わせることで、回答率の向上が期待できるでしょう。
回答データの集計と分析のポイント
回答データを効率的に集計・分析するには、適切なツールと手法の選定が欠かせません。とくに、リアルタイムでデータを可視化できる機能を用いることで、トレンドの把握や傾向分析が容易になり、集計作業の負担も軽減されます。
さらに、クロス集計を取り入れることで、属性ごとの違いや傾向を明確にでき、セグメント別の施策設計にもつなげやすくなります。必要に応じて外部ツールと連携すれば、より深い分析が可能となり、マーケティングや業務改善に役立つ具体的なインサイトが得られるでしょう。
自社の目的や予算に合ったアンケートツールを選び効果的に活用しよう

アンケート作成ツールは、顧客満足度の把握や業務改善、従業員の意見収集など、さまざまな目的に活用できる便利なツールです。導入にあたっては、用途に合った機能、コスト、操作性、セキュリティ体制などを総合的に検討することが大切です。また、無料版と有料版の違いを理解し、まずはトライアルを通じて操作感を確かめるのも有効です。
本記事で紹介した15のツールは、それぞれ特長や強みが異なります。自社の目的や予算、運用体制にマッチするツールを選定し、継続的に活用することで、より精度の高いデータ収集と迅速な意思決定が可能になります。最適なツールを見つけて、アンケート業務の質とスピードを向上させましょう。