おすすめのカスタマーサクセスツール15選!導入メリットや選定ポイントも解説

おすすめのカスタマーサクセスツール15選!導入メリットや選定ポイントも解説

顧客満足度の向上や解約率の低減、LTVの最大化を実現するうえで、カスタマーサクセスの重要性はますます高まっています。なかでも、業務の効率化や顧客との関係構築を支援する「カスタマーサクセスツール」は、BtoB企業を中心に導入が加速しています。しかし、「どのツールを選べばいいのかわからない」「何を基準に比較すればよいのか迷う」といった声も多く聞かれます。

そこで今回は、カスタマーサクセスツールの基本的な役割や種類、選定時のポイントを解説するとともに、導入実績のあるおすすめツール15選を紹介します。ぜひ、ツール選定の参考にしてみてください。

カスタマーサクセスツールとは?

カスタマーサクセスツールとは?

顧客との関係性を深め、継続利用やアップセルにつなげるカスタマーサクセスは、BtoBビジネスを中心に注目を集めています。なかでも、業務効率化や解約率の低減を支援する「カスタマーサクセスツール」は、その重要性を背景に多くの企業で導入が進んでいます。ここでは、ツールの基本機能や種類、導入のメリットなどをわかりやすく解説します。

カスタマーサクセスツールの基本的な役割

カスタマーサクセスツールは、顧客との関係性を深め、解約率の低減や売上向上を図るために活用されるツールです。主に、以下のような役割を担います。

・顧客データの一元管理
顧客の利用状況や行動データを統合管理することで、迅速かつ的確な対応が可能になります。担当者ごとの対応のばらつきも防げます。

・解約予兆の検知
ヘルススコアなどの機能により、解約のリスクがある顧客を早期に察知できます。必要なタイミングでフォローアップすることが可能になります。

・アップセル・クロスセルの促進
顧客の行動履歴を分析し、関心やニーズに合わせた提案を行うことで、売上の増加を後押しします。パーソナライズされた提案がカギとなります。

・業務効率の向上
問い合わせ管理やタスク管理などの機能を活用することで、対応にかかる工数を削減できます。リソースを重要な顧客対応に集中させることができます。

これらの機能を活用することで、顧客満足度の向上と同時に、企業の収益性や業務効率の改善も期待できます。

カスタマーサポートとの違い

カスタマーサクセスとカスタマーサポートは、顧客満足を目指す点で共通していますが、アプローチ方法に違いがあります。

  • カスタマーサポート:顧客からの問い合わせや問題を解決する受動的なアプローチが中心です。具体例としては、商品の不具合に対する対応やFAQサイトの提供が挙げられます。
  • カスタマーサクセス: 顧客が成功体験を得られるよう、企業側から能動的に働きかけます。例えば、チュートリアルやガイド機能を提供して製品の活用を支援する取り組みなどです。

カスタマーサクセスは、特にサブスクリプションビジネスで重要性を増しています。解約率の低減や顧客満足度向上を目指すため、カスタマーサクセスツールを活用する企業が増加しています。

カスタマーサクセスツールの種類と特徴

カスタマーサクセスツールの種類と特徴

カスタマーサクセスツールは、顧客の成功をサポートし、ビジネスの成長を加速させるために欠かせないツールです。ここでは、5つの主要なタイプについて解説します。それぞれの特徴や導入効果を具体的に紹介します。

ロイヤルカスタマー育成タイプ

ロイヤルカスタマーの育成を目的としたこのタイプのツールは、顧客のロイヤルティを高め、長期的な関係性を築くための仕組みを提供します。例えば、オンラインコミュニティ機能を通じて、顧客同士が自由に交流できる場を設けることで、製品やサービスへの理解が深まりやすくなります。

さらに、Q&Aフォーラムやポイント制度などの仕組みを取り入れることで、顧客の参加意欲を促し、エンゲージメントを高めることが可能です。これにより、単なる利用者ではなく、ブランドに対する愛着を持ったロイヤルカスタマーとしての定着が期待できます。

オンボーディング促進タイプ

新規顧客の定着を支援するためのツールです。チュートリアル動画やポップアップガイドなどを通じて、初めてサービスを利用する顧客がスムーズに操作を開始できる環境を整えます。

なかでも、ノーコードでガイドを作成できる機能は、導入支援の迅速化に貢献し、離脱防止に効果を発揮します。結果として、顧客体験の質が高まり、継続的な利用へとつながります。

LTV最大化タイプ

LTV(顧客生涯価値)の向上に特化したタイプです。顧客の利用状況を可視化し、行動データをもとにターゲティングを行うことで、効果的なアプローチを実現します。解約リスクが高まった顧客にはアラートを発生させ、タイミングを逃さず適切なサポートを提供できます。

さらに、アップセルやクロスセルの機会を的確に捉えることで、収益の拡大を後押しします。これにより、長期的かつ収益性の高い関係性を築くことが可能です。

顧客満足度可視化タイプ

顧客満足度やロイヤルティを数値で把握し、可視化することを目的としたツールです。アンケート機能やNPS(ネットプロモータースコア)を活用し、顧客の声を収集・分析。そこから得られたデータをもとに、具体的な改善策をスピーディーに実施できます。満足度の向上は解約率の低下に直結し、安定したビジネス成長にもつながります。

カスタマーサクセス効率化タイプ

カスタマーサクセス業務を効率化するためのツールです。ヘルススコアやタスク、問い合わせの管理機能を備えており、日々の顧客対応を自動化・簡素化できます。これにより、担当者の業務負担を抑えつつ、より多くの顧客に質の高いサポートを提供しやすくなります。業務効率の向上は、コスト削減やリソース配分の最適化にもつながります。

カスタマーサクセスツールを導入する4つのメリット

カスタマーサクセスツールを導入する4つのメリット

カスタマーサクセスツールを導入することで、LTVの向上やチャーンレートの低減など、顧客体験を向上させる多くのメリットが得られます。ここでは、導入によるメリットを4つの観点から解説します。

LTV(顧客生涯価値)の向上

カスタマーサクセスツールを活用することで、顧客ごとの利用状況や購買履歴を正確に把握できるようになります。それにより、個々のニーズに合わせたパーソナライズ提案が可能となり、顧客満足度の向上だけでなく、リピート購入やアップセル、クロスセルの機会も広がります。

LTVを高めるためには、顧客が継続的に価値を感じられる体験を提供し続けることが欠かせません。例えば、サブスクリプション型のサービスでは、チュートリアルやサポートガイドを通じて、使い方を自然に習得してもらう仕組みが重要です。

さらに、顧客との継続的なコミュニケーションを通じて信頼関係を築くことが、長期的な利用とLTV向上につながります。

チャーンレート(解約率)の低減

解約率の低下は、収益を安定させるうえで欠かせない要素です。カスタマーサクセスツールを導入することで、解約の兆候をいち早く捉え、適切なタイミングでのフォローアップが可能になります。

例えば、顧客の利用頻度や操作履歴をリアルタイムでモニタリングし、サービスへの関心が薄れている兆しを自動で検知するアラート機能があります。この情報をもとに、キャンペーンの案内や新たなコンテンツの提案を速やかに行うことができます。

さらに、定期的なアンケート調査やNPS(ネット・プロモーター・スコア)を活用して顧客満足度を可視化し、サービスの改善につなげることも有効です。こうした取り組みにより、継続利用への動機づけが強化され、結果として解約率の低減が期待できます。

アップセルやクロスセルによる売上向上

カスタマーサクセスツールを活用することで、顧客の購買行動や利用状況を詳細に把握でき、適切なタイミングでのアップセルやクロスセルが実現します。例えば、既存商品に関連する高価格帯の商品や追加サービスを提案することで、顧客満足度を高めながら売上増加を図ることが可能です。

さらに、ツールに搭載されたデータ分析機能を活用すれば、購入履歴や興味関心に基づいたパーソナライズ提案も行えます。こうしたアプローチにより、顧客は自分に合った選択肢を提示されたと感じやすくなり、購入意欲の向上につながります。

アップセル・クロスセルを効果的に進めるには、顧客との信頼関係が欠かせません。カスタマーサクセスツールは、その関係構築を支援する重要な手段といえるでしょう。

カスタマー対応の工数削減

カスタマーサクセスツールを導入することで、顧客対応にかかる工数を大幅に削減できます。例えば、問い合わせ対応の自動化や顧客データの一元管理により、対応のスピードと正確性が向上します。

また、ヘルススコアを活用することで、優先度の高い顧客を見極めやすくなり、限られたリソースを効率的に配分できます。その結果、対応可能な顧客数を増やすことが可能になります。

ツールによって業務が自動化されることで、担当者はより本質的な支援に時間を割けるようになります。これにより、顧客満足度の向上と業務効率の改善の両立が実現します。

カスタマーサクセスツール選定のポイント

カスタマーサクセスツール選定のポイント

カスタマーサクセスツールを選ぶ際には、自社の目的に合ったツールを選定することが重要です。ここでは、導入前に考慮すべき5つのポイントについて解説します。

導入目的を明確にする

カスタマーサクセスツールを選ぶ際には、導入の目的を明確にすることが最も重要です。例えば、顧客満足度の向上を目指す場合は、アンケート機能や顧客データの分析に強みを持つツールが適しています。反対に、業務効率の改善を重視するなら、自動応答や問い合わせ管理の機能が充実したツールがおすすめです。

検討の際は、次のような手順で整理するとスムーズでしょう。

  • 現在抱えている課題を洗い出す(例:対応漏れの防止、解約率の改善)
  • 各課題に対応できる機能をリストアップする
  • 社内の関係者からヒアリングを行い、必要な条件をすり合わせる

導入の目的が不明確なままツールを選んでしまうと、機能を十分に活用できず、結果的に投資が無駄になってしまうおそれがあります。だからこそ、最初に目的を明確にしておくことが不可欠です。

必要な機能をリストアップする

ツールを選ぶ際は、導入目的に沿った機能を明確にしておくことも大切です。例えば、顧客データの一元管理、問い合わせ対応の効率化、オンボーディング支援といった機能は、多くの企業で求められる代表的な要件です。

以下のような機能は、選定時の基準として活用できます。

  • 問い合わせ管理:複数のチャネルからの問い合わせを統合し、管理できる機能
  • 顧客分析:ヘルススコアや行動データをもとに、解約リスクを可視化する機能
  • アップセル機会の創出:顧客の利用状況やニーズに応じて、クロスセルやアップセルを提案できる機能

こうした機能を洗い出すためには、まず自社の業務フローを可視化し、どこにボトルネックがあるかを明らかにすることが大切です。加えて、それぞれの機能に優先順位をつけておくと、ツールの選定がスムーズに進みます。

コストパフォーマンスを検討する

ツールを導入する際は、コストパフォーマンスを丁寧に見極めることも重要です。機能が豊富なツールは魅力的ですが、価格が高くなる傾向があるため、自社にとって本当に必要な機能に絞る判断も欠かせません。

コストを検討する際は、以下の3点を意識しましょう。

  • 初期費用:導入時に発生するセットアップ費用
  • 運用コスト:月額利用料や追加機能にかかる費用
  • ROI(投資対効果):導入によって得られる成果や改善効果

多くのツールでは無料トライアルが用意されているため、導入前に実際の使用感を確認するのもおすすめです。

他ツールとの連携性を確認する

カスタマーサクセスツールを導入する際は、他のCRMやマーケティングツールとの連携性を確認しておくことも大切です。顧客情報を一元的に管理できるようになり、業務の効率化にもつながります。

例えば、SalesforceやHubSpotといった既存ツールと互換性があれば、データの同期や分析作業がスムーズに進みます。結果として、業務負担の軽減や意思決定のスピード向上が期待できます。

導入前には、次のようなステップを確認しておきましょう。

  • 連携可能な外部ツールの一覧を把握する
  • APIの利用制限や追加費用の有無をチェックする
  • 連携後の業務フローを具体的にシミュレーションする

ツール同士の相性を事前に確認することで、導入後のトラブルを防ぎ、安定した運用を実現できます。

導入後のサポート体制をチェックする

ツールを選定する際は、導入後のサポート体制にも注目しましょう。ツールの機能を十分に活かすには、導入後の支援が欠かせません。

以下のようなポイントを事前に確認しておくと安心です。

  • 無料トライアル期間中に操作感を試せるか
  • 導入後にトレーニングセッションが用意されているか
  • メールやチャットによる24時間サポートがあるか

特に、初めてカスタマーサクセスツールを導入する場合は、きめ細かなサポートの有無が業務への定着に直結します。加えて、提供企業の評判や口コミを事前に調べておくことで、信頼性を判断する材料になります。

おすすめのカスタマーサクセスツール15選

おすすめのカスタマーサクセスツール15選

顧客の満足度向上やLTV最大化、解約率の低減を実現するためには、自社に合ったツールの導入が不可欠です。ここでは、カスタマーサクセスの実践に役立つおすすめツールを紹介します。

ツール名 特徴 強み/用途 価格プラン例
Zendesk 統合型サポートプラットフォーム。AI・自動化対応 問い合わせ一元管理・セルフサービス対応・AI活用でLTV向上 月額$19〜(エージェント1人/年払い)
Service Cloud SalesforceによるCRM連携型CSプラットフォーム AIでの自動化・Slack連携・インシデント管理で業務最適化 月額19,800円〜(年払い)
Re:lation 最大10チャネルの問い合わせ一元管理ツール 対応漏れ・二重返信防止、部門間共有、Slack連携など 月額18,000円〜
commmune コミュニティ活用型CS支援プラットフォーム オンラインコミュニティ構築・ノーコード対応・運用代行支援 要問合せ
coorum 顧客の“本音データ”を収集・分析できるCS特化型ツール インサイト抽出・ロイヤル顧客育成・N1分析 要問合せ
Growwwing LTV最大化を支援する国産CSプラットフォーム 顧客管理・ダッシュボード・プレイブックによる標準化 要問合せ
Fullstar ノーコードでオンボーディングガイド作成可能なSaaS支援ツール ポップアップ通知・解約アラート・Slack連携 月額0円〜
有料プランは月額60,000円
Magic Success アクションアラート+ヘルススコア連動の業務標準化ツール ノーコードでデータ統合・業務効率&売上向上 月額5万円+従量課金
RightSupport by KARTE Web上の“問い合わせ前”サポート改善に特化 自己解決率向上・LLMでサポート自動化・行動可視化 要問合せ
Adobe Marketo Engage マーケとCSの連携を強化するエンタープライズ向けMAプラットフォーム オムニチャネル・NPS分析・リード管理 要問合せ
Gainsight 世界シェアNo.1のカスタマーサクセス専用プラットフォーム ヘルススコア・自動化・プレイブックで高精度支援 要問合せ
CustomerCore CS戦略設計+実務支援をセットで提供する日本型支援サービス KPI設計・業務構築支援・初期立ち上げにも最適 月額20万円〜(初期費用なし)
pottos BtoB特化の顧客状態可視化+自動アクションツール オンボーディング進捗・ポップアップ提案 要問合せ
Pendo プロダクト体験最適化(SXM)に特化した分析・ガイドツール アナリティクス・アプリ内ガイド・ユーザ行動可視化 要問合せ
Techtouch Webサービス上に直感的ナビゲーションを実装できる国産DAP ノーコードで操作支援・マニュアル不要化 要問合せ

Zendesk

Zendesk

出典:https://www.zendesk.co.jp/

Zendeskは、世界10万社以上に導入されている統合型のカスタマーサクセスプラットフォームです。メールやチャット、SNS、電話など、複数のチャネルからの問い合わせを一元管理でき、業務の効率化に貢献します。

AIによる自動分類やルーティング、対応内容の提案機能が搭載されており、迅速かつ的確な顧客対応を実現。ナレッジベースやコミュニティ機能も備えているため、顧客自身による問題解決も後押しします。

リアルタイム分析やカスタムレポートに加え、生成AI「Copilot」による支援機能も搭載。これにより、LTVの向上やチャーンレートの低減にもつながります。

参考:Zendesk

Service Cloud

Service Cloud

出典:https://www.salesforce.com/jp/service/cloud/

Service Cloudは、Salesforceが提供する、カスタマーサクセスに特化したCRMプラットフォームです。AIや自動化を活用し、ケース管理・ナレッジ共有・インシデント対応などを一元化できる点が特長となっています。

顧客とのあらゆる接点を1つのワークスペースで管理できるため、対応のスピードと質が向上。結果として、顧客満足度の改善につながります。

また、生成AI「Einstein」による自動返信やレコメンド機能を備えており、アップセルやクロスセルの機会も逃しません。Slackとの連携により、専門チームとのリアルタイムな情報共有(スウォーミング)も可能です。

さらに、オムニチャネル対応や柔軟なワークフロー設計により、業種や企業規模を問わず導入しやすいのもメリット。継続的な顧客価値の創出に向け、多くの企業で活用が進んでいます。

参考:Service Cloud

Re:lation

Re:lation

出典:https://ingage.jp/relation/

Re:lationは、株式会社インゲージが開発した問い合わせ対応の一元管理ツールです。カスタマーサクセスの現場を中心に、多くの企業で活用されています。

メールや電話、LINE、チャット、SNSなど、最大10チャネルの問い合わせを一画面でまとめて管理できるのが特長です。対応漏れや二重返信を防ぐ機能が備わっており、チームでの連携もスムーズ。ステータス管理や対応中のロック機能により、作業の属人化も防止できます。

また、対応履歴や処理時間をダッシュボード上で可視化できるため、業務改善にもつながります。SlackやTeamsとの連携にも対応しており、拠点や部署をまたいだ情報共有も簡単です。

月額18,000円から導入可能で、無料トライアルも用意されています。

参考:Re:lation

commmune

commmune

出典:https://commune.co.jp/

commmuneは、企業独自のオンラインコミュニティを構築・運営・分析できるカスタマーサクセス支援プラットフォームです。ユーザーとの双方向の関係を育てることで、LTVの向上やロイヤルティ強化を後押しします。

ノーコードで扱える高機能な基盤を備えており、戦略設計から運営代行までを一貫してサポート。サントリー、日産、資生堂など、多様な業種で導入実績があります。

ユーザー参加型のコンテンツ設計により、共創やファンマーケティングの推進にも対応。さらに、運用リソースに課題を抱える企業に対しては、専門チームによる実務支援も提供しています。

参考:commmune

coorum

coorum

出典:https://coorum.jp/

coorumは、顧客の「本音データ」を収集・分析・活用することで、LTVやロイヤルティの向上を支援するロイヤル顧客マーケティングに特化したプラットフォームです。ノーコードで構築可能なオンラインコミュニティや、自然な形で顧客インサイトを引き出すリサーチ機能を備えており、投稿に慣れていない層からも有用なデータを取得できます。

また、購買履歴や心理データを統合し、顧客の行動や感情を時系列で可視化することで、定性的な声を定量的な施策へと変換することが可能です。さらに、導入から運用まで専門チームが伴走するサポート体制も整っており、カスタマーサクセス部門での戦略的な活用にも適しています。

参考:coorum

Growwwing

Growwwing

出典:https://www.growwwing.jp/index.html

Growwwingは、サブスクリプション型ビジネスに対応した国産のカスタマーサクセスプラットフォームです。顧客情報の一元管理や行動分析ができるダッシュボード、業務の標準化を支援するプレイブック機能などを備え、LTVの向上と解約率の抑制をサポートします。

導入企業の中には、解約率を10%から3%まで削減し、業務工数も約45%削減できたという実績があります。SalesforceをはじめとするMAやCRMツールとの連携も可能で、既存の業務基盤との統合運用もスムーズです。

また、オンボーディング支援も手厚く、社内体制の構築やタスク設計、効果測定までを一貫して支援。カスタマーサクセスに初めて取り組む企業でも安心して導入できる体制が整っています。

参考:Growwwing

Fullstar

Fullstar

出典:https://fullstar.cloudcircus.jp/

Fullstarは、クラウドサーカスが提供するSaaS向けのオンボーディング・カスタマーサクセスツールです。ノーコードでチュートリアルやツールチップを簡単に作成できるため、エンジニアの作業負担を抑えながら、顧客によるセルフオンボーディングを促せます。

ユーザーの行動に応じてポップアップ通知を表示したり、満足度アンケートを実施したりすることで、利用状況の可視化や解約リスクの早期発見が可能です。加えて、SlackやSalesforceとの連携、解約アラートの設定、ユーザーごとの行動トラッキングにも対応しており、LTVの向上を多方面から支援します。

無料プランも用意されているため、初期投資を抑えて試せる点も魅力です。費用対効果に優れており、中小企業や成長フェーズの企業から選ばれています。

参考:Fullstar

Magic Success

Magic Success

出典:https://magicsuccess.tech/

Magic Successは、国産のカスタマーサクセス特化型プラットフォームです。顧客の状態変化を検知するアクションアラートや、業務を標準化するプレイブック機能、直感的に使えるヘルススコア管理などを備えており、支援の精度と効率を高められます。

データ統合や自動更新もノーコードで対応できるため、エンジニアのリソースを最小限に抑えた運用が可能です。さらに、顧客セグメントに応じたパーソナライズ支援やダッシュボードによる可視化機能により、顧客の状態を正確に把握できます。

これらの機能を活用することで、担当者一人あたりの顧客対応数を増やしつつ、ARRの向上にも貢献します。現場の業務効率化と経営指標の改善の両面から、導入の価値が明確に見えるツールといえるでしょう。

参考:Magic Success

RightSupport by KARTE

RightSupport by KARTE

出典:https://rightsupport.karte.io/

RightSupport by KARTEは、「問い合わせ前」の顧客行動に着目し、自己解決の促進とカスタマーサクセス業務の効率化を支援するWebサポートプラットフォームです。顧客がWeb上でどの場面でつまずいたのかを可視化し、FAQやチャットボットなどへの適切な誘導を実現します。問い合わせが発生する前に最適な対応を行えるため、対応件数を抑えながら顧客満足度の向上も期待できます。

ノーコードで施策のPDCAを回せるため、現場主導での継続的な改善が可能です。さらに、大規模言語モデル(LLM)との連携により、問い合わせ内容に応じたサポートシナリオの自動生成にも対応。サポート体験の質を高めながら、対応スピードの向上にも貢献します。

参考:RightSupport by KARTE

Adobe Marketo Engage

Adobe Marketo Engage

出典:https://business.adobe.com/jp/products/marketo.html

Adobe Marketo Engageは、マーケティングオートメーションとカスタマーエンゲージメントの双方を支援する、エンタープライズ向けの統合型プラットフォームです。顧客の行動履歴やセグメント情報をもとに、精度の高いパーソナライズ施策を展開できるのが特長。さらに、メールやSNSなど複数チャネルを横断した一貫性あるコミュニケーションを実現し、LTVの向上や解約率の低減につなげます。

営業部門とのデータ連携やAIによるレコメンド、マルチタッチアトリビューションの可視化といった機能も充実。収益性の高い顧客施策を、戦略的に設計・実行できます。加えて、CRMとのネイティブ連携やノーコード操作にも対応しており、カスタマーサクセス部門にとっても扱いやすい柔軟性と拡張性を備えたツールです。

参考:Adobe Marketo Engage

Gainsight

Gainsight

出典:https://www.gainsight.co.jp/

Gainsightは、世界的に高い導入実績を誇るカスタマーサクセス専用プラットフォームです。SaaSやサブスクリプション型ビジネスにおいて、顧客維持やLTVの最大化を支援します。

ヘルススコアによるリスク検知、プレイブックを用いた業務の標準化、ダッシュボードによるデータ一元管理など、現場の業務効率と支援の質を同時に高められる設計です。さらに、ジャーニーオーケストレーター機能を活用すれば、顧客ごとの支援プロセスを自動化することも可能です。

SalesforceやMarketoとの連携にも対応しており、自社の既存環境に合わせた柔軟な運用ができます。実際に、導入企業では、解約率を45%削減し、売上継続率を127%まで高めた実績も報告されています。

参考:Gainsight

CustomerCore

CustomerCore

出典:https://customercore.jp/

CustomerCoreは、カスタマーサクセス戦略の設計から実務支援までを一貫して担う総合支援サービスです。戦略アドバイザリー、KPI設計、業務マニュアルの整備、顧客セグメントの可視化など、必要な機能と実行体制を備えており、SaaSに限らず多様な業種で導入が進んでいます。

特に、人的リソースが限られる企業やカスタマーサクセスを立ち上げたばかりの企業にとっては、設計支援と運用代行を柔軟に組み合わせられる点が強みです。専任のCSアドバイザーが伴走しながら、顧客定着やLTV向上、組織基盤の強化を支援します。

料金は月額20万円から。初期費用はかかりません。

参考:CustomerCore

pottos

pottos

出典:https://www.odk.co.jp/service/service0401.html

pottosは、ODKソリューションズが提供するBtoB向けのカスタマーサクセスオートメーションツールです。SaaSの利用状況や設定の進捗を可視化し、解約の予防や顧客の育成を支援します。

主な機能には、顧客行動のリアルタイム把握、自動アクションの実行、セグメントごとの分類、タスク単位でのプロセス管理などがあります。さらに、ユーザー行動に応じたポップアップ通知により、オンボーディングや追加機能の提案も可能です。

対応の属人化を防ぎ、運用のばらつきを抑える設計も特長の1つ。LTVの向上とチャーン率の低減を両立できるため、効率的な顧客支援が実現します。

参考:pottos

Pendo

Pendo

出典:https://jp.pendo.io/

Pendoは、プロダクト体験の管理に特化したSXMプラットフォームです。ユーザー行動を可視化し、アプリ内のナビゲーションを通じて顧客体験の向上を支援します。ノーコードで導入できるアナリティクスやガイド、NPS調査、セッションリプレイなどの機能を備え、ユーザーが操作に迷いやすいポイントを把握し、迅速に改善策を提示することが可能です。

SalesforceやJiraをはじめとする外部ツールとの連携にも対応しており、オンボーディングの効率化や解約の予防、フィードバックの自動収集にも活用できます。スタートアップからエンタープライズまで幅広い企業に適した価格体系を採用しており、すでに世界で14,000社以上の導入実績があります。

参考:Pendo

Techtouch

Techtouch

出典:https://techtouch.jp/

Techtouchは、ノーコードでWebシステムの操作支援を実現する、国産のデジタルアダプションプラットフォーム(DAP)です。社内システムや顧客向けサービス上に、操作ガイドやナビゲーションを直感的に設置できるため、ユーザーが迷わず操作を進められる環境を整えられます。

マニュアルに頼らない設計により、オンボーディングの工数やサポート対応の負担を大幅に削減可能。あわせて、システムの定着率や利用率の向上にもつながります。また、ユーザー行動に基づいてガイドを改善し、その内容をリアルタイムで反映できるのも強みです。

すでに大企業や官公庁でも採用が進んでおり、カスタマーサクセスの推進や業務の効率化を図りたい企業に適したツールといえるでしょう。

参考:Techtouch

自社に最適なカスタマーサクセスツールを選定して導入を進めよう

自社に最適なカスタマーサクセスツールを選定して導入を進めよう

カスタマーサクセスツールは、顧客との関係を強化し、LTVの最大化や解約率の低減を図るために活用できるツールです。しかし、ツールの機能や特性はさまざまであり、自社の課題や業務フローに合ったものを選定することが成果につながります。導入目的や優先順位を明確にしたうえで、必要な機能、連携性、コスト、サポート体制などを比較検討しましょう。本記事で紹介した15のツールは、導入支援や分析機能も充実しており、初めて導入する企業でも安心して活用できます。最適なツールを選び、カスタマーサクセスの質を高めていきましょう。

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NEUTRAL編集部

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